一足早く門出をお祝い 大田原で「はたちの集い」 コロナ禍越え、決意新たに

中学時代の恩師が登場し、笑顔を見せる参加者ら

 栃木県大田原市の式典「はたちの集い」が3日、本町1丁目の那須野が原ハーモニーホールで行われ、華やかな着物やスーツ姿の553人が希望を胸に新たな門出を祝った。

 新型コロナウイルス感染症の5類移行後初めての開催。出席者の多くはマスクを外して式典に臨んだ。

 相馬憲一(そうまけんいち)市長は「失敗を恐れずにチャレンジし続け、社会を支えていってほしい」と激励。出席者を代表して、親園中出身の高崎経済大2年日野了賢(ひのりょうけん)さん(20)が「まだまだ未熟な私たちだが温かく見守ってほしい。皆さまからいただいた言葉を忘れず奮励努力していく」と誓いの言葉を述べた。

 中学時代の恩師が壇上で紹介されると会場からは歓声が上がった。パイプオルガンの演奏が式典に花を添え、終了後には出身中学校ごとに記念写真を撮影した。出席した日本大2年古内康平(ふるうちこうへい)さん(20)は「20歳になった実感はまだ湧かないが、多くの人に頼られる大人になりたい」と決意を新たにしていた。

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