北陸 午前中は雨や雪強まる所も 土砂災害に警戒 午後は天気回復へ 日差し届いても北風冷たく

4日(木)全国の天気と降水確率

 きょう(木)は、日本海側を中心に昼ごろにかけて雪や雨が降りやすく、北陸では雷を伴って雨脚の強まる所がありそうだ。地震の影響で地盤の緩んでいる所では、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。午後は北陸も天気が回復に向かい、晴れ間の出る所もあるが、各地で北風が冷たく感じられそうだ。

午前中は北陸で雨や雪強まる 土砂災害に警戒

4日(木)午前5時現在の雨の様子

 石川県ではこの24時間で20ミリ前後の雨が降った所もあり、まとまった雨となっている。午前5時現在、北陸を中心に雨脚の強まっている所もあり、石川県の能登には大雨警報が発表されている。

北陸の時系列予報

 低気圧は東の海上へ離れるものの、上空の寒気の影響で日本海側は雨や雷雨となり、北陸も午前中を中心に雨脚の強まる所がある見込み。少しでも安全な場所で過ごすなどして、土砂災害に警戒が必要だ。北日本や北陸の山沿いでは湿った雪となりそうだ。北陸から山陰にかけて大気の状態が不安定となるため、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要となる。

午後は各地で天気回復へ

4日(木)朝~夜の天気分布予想

 朝のうちは、西日本や東日本の太平洋側でも雨の残る所があり、東北の太平洋側では雪や雨が降る見込み。ただ、次第に高気圧に覆われてくるため。日中は晴れ間の戻る所が多くなりそうだ。日本海側も午後は天気が回復に向かい、北陸も日差しの届く所がある見通し。

日差しあっても風冷えに

4日(木)予想最高気温

 日中の気温は、関東から西を中心にきのう(水)より少し高く、東京や名古屋などで14℃まで上がりそうだ。ただ、低気圧が発達しながら東へ進むため、北風が強まる見込み。北陸は金沢で9℃など、朝からほとんど上がらず、各地で風が冷たく感じられそうだ。風を通しにくい服装を心がけたい。

日~月曜日 冬型の気圧配置 北陸も雪に

5日(金)~8日(月・成人の日)までの天気・気温の予想

 あす(金)の日中は北陸も含めて広い範囲で晴れ間が出るが、夜は再び北陸で雨が降り出す見込み。土曜日は北陸や北日本の日本海側で雨や雷雨となり、日曜日から月曜日(成人の日)は強い寒気が流れ込むため、北陸の平地でも雪に変わりそうだ。寒さも厳しくなるため、できる限りの防寒対策も心がけたい。

(気象予報士・及川藍)

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