フーシ派に紅海での攻撃停止要求 商船標的、日米英が声明

イエメンの武装組織フーシ派戦闘員に拿捕(だほ)された日本郵船運航の大型貨物船=2023年11月(ロイター=共同)

 【ロンドン、ワシントン共同】日本や米国、英国などは3日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対し、紅海での商船攻撃を直ちにやめるよう要求する共同声明を発表した。攻撃は違法であり容認できないと非難し、拿捕・拘束した船舶や乗組員の解放を訴えた。米政府によると、共同声明には計13カ国が加わった。

 紅海は欧州とアジアを結ぶ重要航路。各国の海運大手は紅海経由の運航を取りやめて回り道するなどの対策を取っており、世界の物流網に影響が出ている。

 共同声明は、対艦弾道ミサイルや無人機などを使って通商の自由を脅かし続ければ「責任を負うことになる」とフーシ派に警告した。

© 一般社団法人共同通信社