京都府南山城村が「災害支援物資セット」備蓄へ 東京の企業と協定結ぶ

G72BOX備蓄の受け入れに関する協定書を交わす平沼村長(左)と有馬代表=南山城村役場、村提供

 京都府南山城村は災害支援などを担う企業と協定書を交わした。村は今後提供を受ける支援物資をセットにした「G72BOX」を防災倉庫に備蓄する。

 G72BOXは災害発生から72時間の間に必要となる一人分の食品や衣類、衛生用品など65点を段ボール箱にまとめたもの。ブランケットシートや携帯ラジオなどの防災用品も詰め込まれている。

 村は「ミューチュアル・エイド・セオリー」(東京都)が運営する「G72災害支援プロジェクト」に参加してG72BOX約250個を備蓄し、水害や地震など災害発生時に活用する。協定を府内で締結するのは初めて。ほかにも、プロジェクトに参加する自治体が被災した場合、物資を共有し合う。

 村役場で締結式が行われ、平沼和彦村長と同社の有馬朱美代表が調印した。

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