地震に便乗、詐欺行為 志賀で数件確認

  ●善意装い高額請求

 志賀町の稲岡健太郎町長は3日午前の石川県災害対策本部員会議で、「災害に便乗した犯罪被害が数件確認されている」と注意を呼び掛けた。家の片付けを手伝うと装い、高額な費用を請求するなどの手口がみられるという。

 北國新聞社の取材によると、志賀町の50代女性は2日午後、県外ナンバーのワゴン車に乗った3人組の男性に自宅を訪問され、「何か手伝いますよ」と声を掛けられたという。女性は「断ったところすぐに立ち去り、不審に思った」と話した。

 志賀町では住居侵入などの被害も報告されており、町は戸締まりの徹底を周知している。県警も交流サイト(SNS)を通じて地震に便乗した詐欺行為に注意を呼び掛けた。

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