岩手県内のUターンがピーク 盛岡駅、乗客や見送りの家族で混雑

「またね」。年末年始を一緒に過ごし、笑顔で手を振る家族=3日、盛岡市・JR盛岡駅

 年末年始で岩手県内に帰省した人たちのUターンは3日、ピークを迎えた。JR盛岡駅は、新型コロナウイルスの5類移行後、初の正月休みを過ごした乗客や、見送りに来た家族や友人で混雑した。

 新幹線ホームでは列車の前で手を振り合う姿が見られ、東京都小金井市から家族で紫波町に帰省した会社員半田泰輝さん(40)は「冬に子どもを連れて帰ったのは初めて。雫石スキー場の雪は少なかったが、雪遊びを体験させられてよかった」と話し、次女の真菜さん(7)は「楽しかった」と笑みを広げた。

 JR盛岡支社によると、3日の東北新幹線上りの指定席はほぼ満席だった。花巻空港発の空の便は、日本航空の札幌、大阪・伊丹、福岡便がほぼ満席、フジドリームエアラインズ(FDA)の予約率は名古屋・小牧便が76%、神戸便が92%。

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