「全国、海外に打って出る」 岩手・達増知事インタビュー

「2024年は全国や海外に打って出る」と決意を示す達増知事

 達増岩手県知事は岩手日報社の新春インタビューに対し、2024年について「全国や海外に打って出る岩手とのイメージを県民共通で持てる年にしたい」と抱負を述べ、重点として物産の販路拡大や交流人口の拡大を挙げた。リハビリ機能の充実した施設について「沿岸にニーズがあり、拠点が必要だ」とし、整備へ検討に入ったと説明。今年から25年にかけて場所や規模などを具体化させる方針だ。

 冒頭、能登半島地震について「犠牲になられた方々のご冥福をお祈りする。被災現場の皆さまに心からお見舞い申し上げる。全国知事会と連携し、被災県を支援していく」と述べた。

 24年は世界遺産・平泉の中尊寺金色堂が建立900周年となり「改めて価値を全国、海外に発信する」と強調。世界的に食料不安が広がる中で「農業を強力に支援する。質量共に高い食を岩手から提供していく」と力を込めた。

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