岩手県久慈市は5日、住民票や戸籍証明書など13の申請書の記入負担を軽減する「書かない窓口」の運用を始める。マイナンバーカードや運転免許証などを利用し、氏名や住所などを自動印字。スマートフォンからの申請を可能とする機能拡大も見据え、住民サービスの向上を図る。
市役所1階の市民ホールに「窓口申請書作成支援システム」の専用機器を設置。必要な申請書をタブレット端末で指定し、本人確認証をカードリーダーに読み込ませて顔認証すると、氏名や住所、生年月日、申請日などが印字される。住民は必要枚数など最小限の記入だけで窓口の手続きができる。
利用可能なのは印鑑登録証明書交付申請書、市・県民税関係証明書、納税証明(税目別)、軽自動車税申告書兼標識交付申請書、固定資産証明書交付申請書、家屋取壊届出書など。本人確認証として運転経歴証明書、在留カード、特別永住者証明書も利用できる。
5日は午前10時に運用開始。6日以降は窓口受付時間に利用できる。