かつてのかけがえのない日々に思い馳せ 高根沢で二十歳の集い

クラス単位の記念撮影前に、笑顔弾ける参加者たち

 「二十歳の集い」が3日、栃木県高根沢町石末の町民ホールで開かれた。華やかな晴れ着姿などに身を包んだ220人が参加した。

 式典は阿久津、北高根沢両中学校の卒業生が実行委員会を組織し、「High touch now! To do it!(ハイタッチナウ トゥドゥイット)」のテーマで実施した。

 はじめに実行委員長の大学2年加藤大輝(かとうひろき)さん(20)が「コロナによる活動制限で、仲間に会うことさえ難しい日々を体験した。かつての当たり前の日々が、いかにかけがいのない時間であったかを再確認できるようにテーマを掲げた。ハイタッチをしたり、昔の時間を懐かしんだりしながら皆と大切な時間を過ごしましょう」とあいさつした。

 加藤公博(かとうきみひろ)町長は、能登半島地震と羽田空港での事故の犠牲者に哀悼の意を述べた後、「相手を思い敬う、おもてなしの心を持てば、いろいろな苦難を乗り越えられる」と祝辞を述べた。

 続いて、中学時代の写真のスライドショーや恩師への花束贈呈、質問コーナーなどを実施。式典終了後にはクラス単位の記念撮影などで、旧交を温めた。

© 株式会社下野新聞社