スコッティ・シェフラーが2季連続PGAツアーMVPに 新人賞はエリック・コール

米ツアーMVPに選出されたスコッティ・シェフラー(Tom Pennington/Getty Images)※撮影は23年「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」

PGAツアー(米男子ツアー)は3日、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが2シーズン連続で最優秀選手賞(ジャック・ニクラス賞)を、35歳のエリック・コールが新人賞(アーノルド・パーマー賞)を獲得したと発表した。

シェフラーは2022―23年シーズンに出場23試合で、大会連覇となった「WVフェニックスオープン」と「ザ・プレーヤーズ選手権」で2勝をマーク。05年にビジェイ・シン(フィジー)とウッズが記録して以来の5位以内13回、同年のシン以来の10位以内18回を記録した。

また2101万4342ドル(約30億505万円)を獲得し、自身が21―22年に樹立したシーズン最高獲得賞金(1404万6910ドル=約20億870万円)を更新。平均ストロークも09年にウッズが記録した「68.05」以来のハイアベレージとなる「68.63」で1位となり、バイロン・ネルソン賞も獲得した。

最優秀選手賞の連続受賞は1990年以降、フレッド・カプルス(91―92年)、ニック・プライス(ジンバブエ、93―94年)、ウッズ(99―2003年の5年連続、05―07年の3年連続)に続く4人目。複数回受賞者は他に、ロリー・マキロイ(北アイルランド、3回)とダスティン・ジョンソン(2回)がいる。

新人賞を獲得した35歳の“オールドルーキー”エリック・コール(Alex Slitz/Getty Images)

コールはフェデックスカップランキング43位となり、プレーオフ第2戦「BMW選手権」に進出した唯一の新人。トップ5入りを6回を達成し、シーズンのバーディ数(554個)は2位以下を59個も引き離して1位となった。なお、35歳での新人賞(1990年以降)獲得は、2004年のトッド・ハミルトンの39歳に次ぐ2番目の年長記録となった。

最優秀選手賞と新人賞はシーズン15試合以上出場したPGAツアーメンバーによる投票で決まる。シェフラーは38%の票を、コールは51%の票を獲得して選出された。

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