日本海側の降雪量少ない 寒気の影響受けにくく 気象庁1か月予報

 気象庁は4日(木)、向こう1か月(1/6~2/5)の天候の見通しを発表した。 全国的に寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は高い見込み。特に西日本は1月中旬にかけて、気温がかなり高くなる所がありそうだ。

 また、向こう1か月の降雪量は、東・西日本の日本海側で少ない見通し。低気圧などの影響を受けにくいため、東日本の太平洋側、西日本、沖縄・奄美の向こう1か月の降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い見込み。

■高温に関する早期天候情報

 中国地方は向こう2週間、気温の高い日が多く、12日(金)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。九州北部(山口県を含む)は、向こう2日間程度は暖気が流れ込むため高く、かなり高い日がある見通し。その後、7日(日)~8日(月)ごろは寒気の影響で低くなるが、9日(火)ごろからは暖気に覆われやすいため高く、特に12日(金)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。

 このため、気象庁は中国地方と九州北部(山口県を含む)に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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