新年初映画は「DT青春ムービー」の金字塔『スーパーバッド』で決まり! シネマート新宿にて5回限定上映中

『スーパーバッド』©2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

映画史に残る大傑作コメディ映画のひとつである『スーパーバッド』は全米で大ヒットを記録するも、日本では『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のタイトルでDVDスルーされていた。そんな伝説的映画が現在、初の劇場公開中。しかも、2024年1月2日(火)~1月6日(土)の計5回という超限定スケジュールだ。

あのエミネムが「200回以上見た」!?

青春映画といえば何を思い浮かべられるだろうか。『アメリカン・グラフィティ』(73)やジョン・ヒューズ監督の『ブレックファスト・クラブ』(85)、『フェリスはある朝突然に』(86)、『バッド・チューニング』(93)、『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(99) ……。

青春のそのひとときをドラマティックに、時にノスタルジックに、コミカルに切り取り、時代を超えて人々に愛され続ける数々の傑作の中でも、2000年代を代表する作品にして、瞬く間に世界を爆笑の渦に巻き込んだ圧倒的な人気を誇る青春映画が『スーパーバッド』である。

公開当時全米で初登場1位、最終的には一億ドル突破の大ヒットを記録。かのエミネムも「200回以上見た」と語るほどの人気作ながら、日本では『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のタイトルでDVDスルーとなっていた。

ジョナ・ヒルやセス・ローゲン、エマ・ストーンら集結の青春コメディ

物語の主人公は高校卒業を間近に控えた、大の親友同士のセスとエヴァンに加え、映画史に残る強烈キャラクター、“マクラヴィン”ことフォーゲル。三人の冴えない男子高校生たちが、女の子との初体験を夢見て大暴走する。青春の情熱をすべて下半身に集中させた彼らのドタバタ道中、その結末とは――。

セス役には『マネーボール』(11)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)でオスカー候補となり、最近では『mid90s ミッドナインティーズ』(18)の監督としても活躍するジョナ・ヒル。エヴァン役には『JUNO/ジュノ』(07)や『バービー』(23)のマイケル・セラ、フォーゲル役には『キック・アス』(10)シリーズのクリストファー・ミンツ=プラッセ。

また、監督からプロデューサーまで幅広く活動する名優セス・ローゲンと、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(19)のビル・ヘイダーが警官二人組を演じ、ワルくて最高な先輩(?)っぷりを披露。さらに、本作で映画デビューを果たした『ラ・ラ・ランド』(16)のオスカー女優、エマ・ストーンまで参戦し見事なアンサンブルを見せる。

監督は『宇宙人ポール』(11)のグレッグ・モットーラ、プロデューサーは『40歳の童貞男』(05)などアメリカン・コメディには欠かせない最重要人物ジャド・アパトー。ギークなメンズたちのやり取りは爆笑必至ながらも、根底にあるのはハミ出し者たちへの限りない愛、将来への漠然とした不安、そしてずっと一緒だった仲間との深い友情だ。下品で、くだらなくて、サイテーなのに、なぜか胸が震える結末をスクリーンで見届けよう。

『スーパーバッド』は2024年1月6日(土)までシネマート新宿にて5回の限定上映

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