セリエAのジェノアに所属するルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンのトッテナム移籍の可能性が高まっている。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じているほか、サッカージャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏もSNSで報じている。
トッテナムは現在、ミッキー・ファン・デ・フェンとクリスティアン・ロメロの主力であるCB2人を負傷で欠いており、右SBが本職のエメルソンがCBを務めている。このようにCBは人手不足であり、1月の移籍市場で新たなCBを獲得することが急務だ。
ドラグシンは、2018年にユヴェントスの下部組織でキャリアをスタートさせると、2021年にはトップチームにまで登りつめた。昨シーズンは当時セリエBだったジェノアで公式戦すべてに出場し、同クラブのセリエA昇格に貢献した。そしてドラグシンは今シーズン、ジェノアで公式戦すべてに先発出場している。
ドラグシンの選手としての特徴は、身長191cmという恵まれた体格と、優れたフィジカルによるボールを奪う能力だ。一方で、ビルドアップの能力に課題があると指摘されている。
しかし、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は、同じくビルドアップに難があるとされていた正GKグリエルモ・ヴィカーリオを見事に適応させている。ドラグシンがトッテナムのプレースタイルに馴染むまで、そこまで時間はかからないかもしれない。