富山の男子中学生、輪島で死亡か 帰省中、家屋の下敷きに

住宅の瓦礫の撤去する京都府警=4日午後1時15分、輪島市河井町

 富山市は4日、市内の市立中学校1年の男子生徒1人が輪島市で被災し、亡くなったとの情報があると明らかにした。

 市教委によると、生徒は保護者とともに帰省で輪島市を訪れており、1日に倒壊した家屋の下敷きになった。各小中学校が2日から児童生徒の安否確認を進めており、4日午前に生徒の保護者と連絡がつながった。警察などからの正式な情報提供はまだ入っていないとした。市教委は生徒の氏名や学校名を公表していない。

 4日午前時点でほかの児童生徒のけがは確認されていないが、複数の児童生徒が石川県内で被災し、避難所に滞在しているという。全児童生徒約2万8千人のうち約800人の保護者と連絡が取れておらず、各校が安否確認を続けている。

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