【能登半島地震】「窓岩」崩落 輪島・曽々木

輪島市の景勝地「窓岩」。岩の上部が崩れ窓がなくった=2日午前11時37分、輪島市町野町

 能登半島地震で、輪島市曽々木海岸のシンボル「窓岩(まどいわ)」が崩落した。輪島市町野町で被災した北國新聞社社員が写真を撮影した。

 板状の岩の真ん中に直径2㍍ほどの穴が開き、窓の様に見えることから名付けられた。窓越しにのぞく夕日の美しさで知られるが、地震により、上部の岩が崩落し、姿が一変した。

 珠洲市宝立町鵜飼(うかい)の県天然記念物・名勝「見附島(みつけじま)」も、今回の地震の揺れで崩落がさらに進んだことが確認されている。

 輪島市の住民は「大切にしてきた風景まで崩れて、やるせない」と話した。

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