機体焼失、日航株一時2.5%安 全員脱出評価で終値は上昇

2日、羽田空港で炎上する日航516便

 4日の東京株式市場で日本航空の株価が一時、前年末終値比69円(2.5%)安となった。羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突した事故により欠航などが業績を下押しすると懸念された。乗客乗員が全員脱出し死者が出なかったことが評価され、終値は21円05銭(0.8%)高の2796円05銭だった。

 事故は2日に発生。札幌発羽田行き日航機が焼失した。日航によると、航空機の損害見込み額は約150億円で航空保険が適用されるという。

 中堅証券関係者は「年始の運航に影響は出たものの損失は限定的と判断され、買い戻す動きが出た」と分析した。

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