4万8千平方メートル焼失か 輪島火災、国土地理院推定

国土地理院が航空写真から推定した石川県輪島市中心部の火災焼失範囲(同院のホームページより)

 国土地理院(茨城県つくば市)は4日、能登半島地震で発生した石川県輪島市中心部の大規模火災で、約4万8千平方メートルが焼失したとの推定を公表した。東京ドームよりやや広い面積。2日に航空機で上空から撮影した写真を専用のソフトウエアなどで分析した。

 火災は能登半島地震直後の1日夕に起きた。海産物や民芸品を取り扱う店が並ぶことで有名な観光地の「輪島朝市」周辺が被災し、約200棟が燃えた。公開した空中写真では、輪島港に近い川沿いのエリアで多くの建物が焼失した痕跡が確認できる。

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