「サウジ?断った」チャルハノールがインテルに忠誠、タイトル獲得への思い入れも語る「CLより…」

インテルの生命線チャルハノール[写真:Getty Images]

トルコ代表MFハカン・チャルハノール(29)がインテルに忠誠を誓った。

宿敵ミランで背番号「10」を背負っていたことなど、インテリスタはとうに忘れているであろう男、チャルハノール。今年2月で30歳を迎えるトルコの魔術師は、もはやネラッズーリの命運を左右する存在であり、中盤の底を担いながらも今シーズンの公式戦で8ゴールを記録する。

卓越したPKキッカーであることがこの得点数を生み出しているわけだが、この度イタリア『メディアセット』の独占インタビューで新年の抱負を語り、昨年夏にサウジアラビアから届いたオファーを拒否していたと明かした。

「サウジアラビアからマキシマムな(破格の)オファー? ああ、届いていたし、僕はそれを拒否した。事実だよ」

「オファーが届いたとき、僕はピエロ・アウシリオ(SD)に『あなたが決めてくれ』って言ったんだ。なぜって? 彼は僕の考えを知ってくれているからだよ。インテルを愛しているから去る理由なんてない…オファーを適切に処理してくれたアウシリオには感謝しているよ」

キャプテンのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスを筆頭に、非常にクラブ愛が強い選手の多いインテル。チャルハノールもその1人であることは言うまでもない。

一方で、インテルはセリエA首位で新年に突入。チャルハノールは今シーズン後半戦を展望し、スクデットへの思い入れを語る。

「インテルで重要なモノ(タイトル)を勝ち取りたい…。仮にスクデットとチャンピオンズリーグ(CL)制覇、どちらを選ぶ?なんて問われたら、僕はスクデットを選択するよ」

「ユベントスは『4位以内(CL圏内)を目指している』と公言しているだって? …彼らの言うことに興味はない。僕たちインテルは自分たちのことだけを考えて歩み続ける」

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