リヴァプールから一時離脱の遠藤航「日本代表に集中して頑張ってきたい」アジアカップ制覇を目指す

写真:日本代表としてアジアカップのメンバーに招集された遠藤航©Getty Images

1月1日にアジアカップに臨む日本代表のメンバーが発表され、リヴァプールに所属する遠藤航も順当に招集された。日本代表は1月14日にグループステージの初戦を迎え、順調に勝ち進むと2月10日に決勝戦が行われる。アジアカップのメンバーに選出された遠藤は、リヴァプールの試合を最低で4試合、最大で8試合欠場することになる。

カタールで開催されるアジアカップについて問われた遠藤は「ここ(リヴァプール)に居たい」と冗談を飛ばしながらも、日本代表としてアジアチャンピオンを目指しており以下のように続けた。地元メディア『Liverpool Echo』が伝えている。

「僕は代表チームのキャプテンなので、日本代表の選手としてプレーすることも重要なことだ。今は日本代表に集中して頑張ってきたいと思う」

「アジアカップではいい結果を出したいが、そのためにはカタールにもっと長く滞在しなければならない。しかし、マッカ(アレクシス・マクアリスター)が戻ってきたので、代表に集中し続けることができる。そして、アジアカップのタイトルを持って帰ってきたいと思う」

アジアカップと同様に1月中旬からアフリカネイションズカップも開催される。エジプト代表にチームのエースであるモハメド・サラーの招集も発表された。リヴァプールにとって、遠藤とサラーの離脱は大きな痛手となるが、「僕とモー(サラーの愛称)がいなくてもリヴァプールはうまくやれると確信している」と語り、チームメートへ信頼を寄せている。

今夏、ドイツのシュツットガルトからリヴァプールに移籍した遠藤。30歳にして初のプレミアリーグ挑戦となったが、プレミアリーグに適応するには「試合に出続けることが重要」と語った。

「とても厳しいスケジュールだが、プレーし続ける必要があった。試合でプレーすることが私にとって上達するための1番の方法だ」

12月から新年にかけての過密日程では、すべての公式戦に出場し、公式戦8試合連続のスタメン出場も果たした。ハードスケジュールをこなしつつも素晴らしい活躍を見せた遠藤は「僕の人生で最も大変なクリスマスと新年だった」と語り、「フットボールをすることは素晴らしいことで大好きだし、楽しめた」と締めくくった。

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