外国人が支援活動 射水市災害ボランティア、30人が集団登録

災害ボランティアに登録する射水市在住のパキスタン人ら=救急薬品市民交流プラザ

 富山県射水市在住のパキスタン人やバングラデシュ人らでつくる組織「富山国際社会団体」のメンバー約30人が4日、同市社会福祉協議会に設置された災害ボランティアセンターに登録した。

 県内外で災害などが起きるたびに支援活動のため集まっていたメンバーが、2023年に立ち上げた組織。4日はボランティア登録のため同市戸破(小杉)の救急薬品市民交流プラザを訪れ、手続きを済ませた。

 同市七美(新湊)の中古車販売業、ザヒド・アワンさんは「被災者の痛みは感じられる。『大変な時は一人ではない』ということを伝えたい」と話した。

 同日は市役所も訪れ、義援金11万6000円を寄付した。

ボランティア登録人数に到達、募集即日停止 射水市

 射水市災害ボランティアセンターは4日、県内外から187人の登録を受け付け、被災者の依頼をこなすには十分な数に達したことから、ボランティア募集を即日停止した。

 センターには灯籠や塀の修復・撤去、家財の搬出といったニーズが19件寄せられている。派遣依頼は電話やメールで引き続き受け付け、増えてきた場合はボランティア登録を再開する方針。

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