「橋吾米」と「ふるさと米」いかが 地元出身・つや姫大使が田植え協力

初めて企画された「ふるさと米」「橋吾米」と特典

 「やまがた特命観光・つや姫大使」で、ともに鶴岡市出身の歌舞伎役者中村橋吾さん、車いすユーチューバー渋谷真子さんが生産に携わった「つや姫」が、それぞれ「橋吾米」「ふるさと米」として販売されている。

 「脚が不自由でも田植え機を運転できるか」という渋谷さん発案の動画企画をきっかけに、2人は市内の農家渡部康貴さんの協力を得て、昨年5月に田植えに挑戦した。中村さんは稲刈りも体験。収穫米を製品化した。

 インターネットや電話による販売で、価格はともに2キロで3300円。特典付きバージョンも用意した。内容は橋吾米が中村さんのデザインが施された升など、ふるさと米は「月山和紙」のポチ袋などがそれぞれ同封され、各50個限定で5500円。収益の一部は農業振興の活動などに活用するという。

 中村さんは「初めての試みでパッケージにもこだわった」、渋谷さんは「山形のおいしい米を知ってほしい」と話していた。問い合わせは渡部さんが店長を務める「與惣兵衛(よそべい)」080(2129)0505。

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