7歳男児が教会に連れ去られた実話を映画化 「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」公開決定

マルコ・ベロッキオ監督・脚本による「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」が、2024年4月26日より劇場公開されることが決まった。

「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」は、史実である「エドガルド・モルターラ誘拐事件」に迫る作品。ユダヤ人街で家族とともに暮らしていた7歳を迎える男児エドガルドが、「何者かに洗礼を受けた」という情報により教会に連れ去られてしまうという物語で、国家や教会などの絶対権力とも言える組織による策略に巻き込まれることになる普通の人々の運命に、権力側がどれほど無関心であるかについても描いている。

かつてスティーヴン・スピルバーグが映画化に向けて書籍の原作権を押さえていたが、7歳のエドガルド役が見つからず映像化を断念した。そのエドガルド役には、エネア・サラが起用された。日本版のティザービジュアルでは、こちらを見つめるエドガルドの視線と、彼を抱いている教会の絶対権力の象徴である教皇の薄い笑みが切り取られ、「なぜ、僕だったの?」のコピーが添えられている。

【作品情報】
エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命
2024年4月26日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他にてロードショー
配給:ファインフィルムズ

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