長崎検番 華やかに「初弾き」 芸妓衆11人が演舞を披露 「芸に励む1年に」

初弾きで華麗な舞を披露する芸妓衆=長崎市丸山町、長崎検番

 長崎県長崎市丸山町の長崎検番で4日、仕事始めの「初弾き」があり、芸妓衆(げいこし)11人が三味線や唄に合わせて華やかに踊った。
 日本髪に正月用の稲穂やべっ甲のかんざしを挿し、正装の裾引き姿で「花の三番叟(さんばそう)」「十二月(じゅうにつき)」「さわぎ」の3曲を演舞。客席のひいき筋ら約20人が拍手を送った。
 昨年4月にデビューし初めての初弾きを終えた、すず華さんは「胸がいっぱいになった。いい年になりそう。今年は芸に励む1年にしたい」と話した。
 その後、芸妓衆は新年のあいさつ回りのため、得意先の料亭に向かった。

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