3連休は被災地で雨のち大雪予想 急ぐ救助活動 死者94人安否不明者222人(5日午後3時50分現在)

能登半島地震の発生から5日。石川県は週末にかけて雨や雪が降る予想で、救助活動だけでなく物資の輸送も急がれています。

いつ崩れるか分らない建物で続く、危険と隣り合わせの救助活動。

(住民)
「日本全国から助けに来ていただいてありがたいです」

輪島市の坂口茂市長は、倒壊した建物の下敷きなどになっている住民らが100人を超えるとの見方を示しました。

石川県内では死者が94人に…安否不明者も県が公表しただけで222人に上っています(いずれも5日午後3時50分現在)。

ライフラインへの影響は依然、深刻です。

輪島市のほぼ全域におよぶ約1万戸をはじめ、14市町の6万8200戸あまりで断水が続いています。

さらに…

津波の被害を受けた珠洲市野々江町には午前8時ごろ、自衛隊のヘリが到着しました。

その後、水や食料を届けるために医療従事者の活動拠点になっている病院へ出発しました。

石川県内では、道路の陥没や亀裂で支援物資の輸送が難航。

道路の寸断などで依然、孤立状態が続く集落も報告されています。

こうした中、石川県の馳浩知事は5日、金沢市にある支援物資の輸送拠点を視察しました。

(石川県 馳浩知事)
「各奥能登の役場には(物資は)届いている。孤立集落などに届いているかの確認が必要。ヘリで順次届けることができるかは時間との問題」

馳知事はこのように述べたうえで、物資を効率的に運ぶために中継地点を設置する考えを示しました。

石川県では、週末にかけて雨や雪が降ることが予想されています。

救助活動に加えて、物資の輸送も急がれています。

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