テスラのEV、中国でもリコール　160万台超、安全上のリスクで

　【北京共同】中国国家市場監督管理総局は5日、電気自動車（EV）大手の米テスラが中国で160万台超のリコールを届け出たと発表した。自動運転システムなどで安全上のリスクがあるとしている。中国では地場メーカーとの競争が激化しており、販売戦略の痛手となりそうだ。

　テスラは米国とカナダでも自動運転システムの安全上の問題で200万台超のリコールを届け出たことが昨年12月に判明している。

　中国当局によると、2014年8月～23年12月に生産された「モデル3」や「モデルY」など161万台余りが対象。中国で生産された車と輸入車のいずれにも問題があり、衝突事故の恐れがあるとしている。