昨秋から異例の豊漁続き、小田原漁港は初競りも活況 水温上昇で黒潮変化が影響か

初競りに合わせて陸揚げされるウズワなど=5日、小田原市早川の市公設水産地方卸売市場

 新春恒例の初市式が5日、小田原漁港の小田原市公設水産地方卸売市場(同市早川)で行われた。

 昨年から相模湾周辺の水温上昇の影響で異例の豊漁が続き、初競りでも本来は秋の魚も大量に並んだ。漁業関係者は「魚種も豊富な小田原の魚をアピールするチャンスにしたい」と意気込んだ。

 初競りは早朝5時半からスタート。江の島や湯河原の漁港からも小アジやサバ、ヤガラ、アンコウなど計約30トンが運び込まれ、仲買人や卸売業者らの威勢のいい声が響いた。

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