静岡県は1月6日から2月5日まで、能登半島地震で大きな被害を受けている石川県穴水町へ保健師を派遣することがわかりました。穴水町は今回の地震で、静岡県の対口支援先となっています。
1月5日には、派遣される保健師約20人が静岡県庁に集まり、避難所の健康管理や衛生管理についての注意点について説明を受けました。
静岡県健康福祉部の担当者は「病院のアセスメントが十分ではない状況で、避難所、救護所の状況がほぼ掴めていない中で現地に向かうことになる」と述べ、通常以上にさまざまなストレスを抱える可能性があるとして、自身の体調の変化にも気をつけるよう呼びかけました。
また、県健康福祉部の八木敏裕部長は「寒さも厳しくなる中、被災者の健康状態が心配される。みなさんに健康管理のサポートをしていただければ、被災者の大きな力になると思っている」と激励しました。
第1陣として、6日に静岡を出発する富士健康福祉センターの鈴木倫子班長は「避難所での衛生状態が悪化していると聞いているので、被災者の健康管理をしていきたい。情報が十分入ってこないので見通しがつかないことが多いと思っているが、第1陣で行くので、その後の陣に情報共有をしていきたい」と、意気込みを語りました。