射水市港町では一部地区で建物や道路への被害がみられた。海側の地区で被害が大きく、液状化の影響で道路や住宅前などに土砂がたまっている。住民らが協力して砂の袋詰めに汗を流している。射水市では6日から災害ボランティアの活動が始まる予定で、住民からは「高齢者が多い地域には多くの力が必要だ」と期待する声が聞かれた。
港町は新湊漁港前にあり、約850人が生活している。深刻な状態なのが漁港側の一部で、電柱が傾いたり、住宅が傾いたり、外壁がはがれたりする被害がみられる。空き家も多く、住民らは「いつ崩れてもおかしくない」と懸念する。
自宅前の土砂処理に励む旅家利彦さん(71)は「液状化した土は重く作業が大変だ」とし、週末の降雨に不安な表情を浮かべた。