「日本でもっとやるべきことがある」中日ドラゴンズ髙橋宏斗投手(21)の2024年【大石邦彦が聞く】

愛知県尾張旭市出身の中日ドラゴンズ髙橋宏斗投手(21)。中京大中京高校からドラフト1位で入団し、去年は自己最多の7勝を挙げ、奪三振はリーグ2位の145をマーク。4年目のことしはドラゴンズの優勝に欠かせない存在として期待がかかります。

その髙橋投手をCBCテレビ「チャント!」の大石邦彦アンカーマンが直撃。意外な素顔に迫りました。

(大石邦彦アンカーマン)
おはようございます。明けましておめでとうございます。どうですか。オフはゆっくりできていますか。

(ドラゴンズ髙橋宏斗投手)
はい、しっかり練習づめです。

(大石アンカーマン)
そうか。オフでも練習をしっかりやって。それは素晴らしい。とはいえお正月ですから。今21歳ですよね。さすがにお年玉もらわないでしょう?

(髙橋投手)
さすがにもらわないです…いや、おじいちゃん、おばあちゃんには…

(大石アンカーマン)
もらっている!?

「大谷選手にサインはもらった?」

(大石アンカーマン)
去年3月の、侍ジャパンのメンバーとしてWBCでは世界一。天国でした。しかしシーズンは最下位、これは地獄だったわけですね。

(髙橋投手)
そうですね。本当に僕自身も良い成績を残すことができませんでしたし、チームとしても最下位だったので、本当に悔しいシーズンでした。

(大石アンカーマン)
WBCの経験が、2023年の自分には生きたんですか?

(髙橋投手)
もちろん。本当に自分が調子悪いときがすごく長い期間があったので、去年のシーズンは。その侍ジャパンで一緒になった選手からいろんなアドバイスをもらったりして、改善して。7勝までしかできなかったですけれど、そんな話もできましたし、いろんな引き出しが増えたといいますか、そこの交流が去年はすごく生きたシーズンでした。

(大石アンカーマン)
ぶっちゃけ、大谷翔平選手からサインもらったりとかしましたか。

(髙橋投手)
しました…

(大石アンカーマン)
ハハハ。そういうときは、どうやって頼むんですか?

(髙橋投手)
やっぱりWBCの期間中は、全員が気を使っていて、様子をうかがいながらという感じでした。

(大石アンカーマン)
みんな(サインを)もらいたかった?

(髙橋投手)
いや、それはもう全員が「サインもらっていいのかな」みたいな。決勝戦が終わって、みんながロッカールームで、最後にバーッと群がっていきましたね。

「最下位からの優勝、いけると思います」

(大石アンカーマン)
2024年は22歳になりますけれども、どうですか?22歳の自覚みたいものはありますか。

(髙橋投手)
そろそろ僕も大野(雄大)さん、(小笠原)慎之介さん、柳(裕也)さんぐらいの安定感のある、どしっと構えられるピッチャーになりたいですね。

(大石アンカーマン)
最下位からの優勝。難しいような気もしますけども。いけると思いますか?

(髙橋投手)
もちろん。何年か前にはオリックスがそうでしたし、ヤクルトもそうですし、その可能性はもちろんあると思うのでドラゴンズにも、はい。目指してやりたいなと思っています。

(大石アンカーマン)
優勝のキーマンは間違いなくあなただと思うんです。そうすると何勝しましょう?

(髙橋投手)
“貯金”を何とか多く作って、僕自身の勝ちじゃなくて、僕が投げる試合は負けないっていう試合を作りたいなと思いますね。

(大石アンカーマン)
25試合、2023年は登板してるわけですから、25勝?

(髙橋投手)
ハハハ…いやそうですね。もうそれぐらいの気持ちで、はい、試合のマウンドに上がりたいなと思いますね。

「シンデレラ城を見てみたい…」

ここで、ことし22歳になる髙橋投手に、シーズン、そしてプライベートでの誓いを立ててもらいました。

(髙橋投手)
今シーズンの誓いはリーグ優勝日本一。これを最優先で。ちょっと余裕があったら、ディズニーランドに行ってみたい。

(大石アンカーマン)
ハハハ、かわいいな。リーグ優勝日本一、これはわかりました。ディズニーランドは行ったことないんですか。

(髙橋投手)
いや、ボク…行ったことはあるのかもしれないですけれど、記憶はないですね。

(大石アンカーマン)
ちょっと待ってください、小さい頃は行ったってことがあるんですか?

(髙橋投手)
あるのかないのか。どこに行ったのか、あれが。

(大石アンカーマン)
ディズニーランドに行ったら、何したいですか?なんかミッキーの飾りをつけたいとか。

(髙橋投手)
つけてみたいですし、なんかシンデレラ城とか見てみたいですけどね。

髙橋投手、プライベートは何してる?

(大石アンカーマン)
うわー。髙橋選手は練習のイメージは強いんですけれど、プライベートは何してるんだろう…。

(髙橋投手)
そうですね去年は、1回だけライブに行かせてもらったことがあって、「SUPER BEAVER」っていうアーティストさんのライブに行って、『すっげえなぁ~』って思いましたけれど。

(大石アンカーマン)
それはそういうときは、変装して行くんですか。

(髙橋投手)
いや、みんなその人を見に来ているんで、僕なんか誰も興味ないじゃないですか。

(大石アンカーマン)
えっ「髙橋宏斗だ」とか言われないんですか?

(髙橋投手)
なんないです。なんないです。全然。

(大石アンカーマン)
(LIVEのときは)どんな感じで見るんですか?

(髙橋投手)
いや、もうむっちゃ盛り上がりたかったですけれど、ちょっとなんか感動しちゃったというか、はい、見入っちゃった。

(大石アンカーマン)
本当は髙橋さん、どう盛り上がりたかったんですか。

(髙橋投手)
いや、もう下行って、最前列で飛び跳ねたかったですけれど。

メジャーへの思いは…

(大石アンカーマン)
さて、「メジャーに将来行こう」という気もちは、構想としてはありますか。

(髙橋投手)
いや、やっぱり自分自身、あんまりまだ、ここ、日本の舞台で、もっともっとやるべきことが多いと思いますし、でも夢とか、高いレベルで野球をやりたいという思いは常に持ってるので、まずは本当にここで、どれだけ結果を残していけるかかなと思います。

(大石アンカーマン)
しばらく日本にいてね。

(髙橋投手)
もちろん。やるべきことはたくさんあります。

(大石アンカーマン)
ドラゴンズにいてね。

(髙橋投手)
はい、もちろん。

(大石アンカーマン)
ファンの願いです。ありがとうございました。

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