イランの爆発で11人逮捕 自爆犯はタジク国籍

イラン南東部ケルマンで起きた爆発事件の犠牲者を悼む親族=5日(ゲッティ=共同)

 【テヘラン共同】イラン情報省は5日、南東部ケルマンで89人が死亡した3日の爆発事件に関与したとして、11人を逮捕したと発表した。自爆した犯人2人のうち1人はタジキスタン国籍であることが確認され、もう1人の国籍は捜査中だという。国営テレビが報じた。事件を巡っては、過激派組織「イスラム国」(IS)が4日に犯行声明を出している。

 ロイター通信によると、米政府は通信傍受で収集した情報を基に、爆発事件はアフガニスタンに拠点を置くIS系勢力「ISホラサン州」による犯行だったことを確認した。関係筋はロイターに「情報は明確で議論の余地はない」と話した。

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