岩手県内輪禍死、最少に並ぶ35人 2023年、多発期の警戒奏功

岩手県内の交通事故死者数の推移

 2023年の岩手県内の交通事故死者数は35人(22年比2人減)で、統計がある1948年以降、2021年と並んで最少となった。猛暑に見舞われた夏の事故が多かったが、県警は9月以降に関係機関と警戒を強めたことで事故が減ったとし、24年も同様に活動を続ける方針だ。

 県警交通企画課によると、統計期間中でピークだった1973年の219人から6分の1以下となった。内訳は車同士、単独がそれぞれ12件、人対車は11件。犠牲者に占める65歳以上の割合は65.7%に当たる23人で、依然として高齢者が関係する事故は多い。

© 株式会社岩手日報社