「バランスを考えて書けた」 京都・長岡天満宮で「奉納書初大会」

真剣な表情で書き初めに取り組む小学生(長岡京市天神2丁目・長岡天満宮)

 書道の上達と健やかな成長を願う「奉納書初大会」が、京都府長岡京市天神2丁目の長岡天満宮で開かれた。参加者は、真剣な表情で毛筆と硬筆の作品を仕上げていった。

 学問と書道の神様として知られる菅原道真をまつる同天満宮の三が日の恒例行事。中学生以下は学年ごとに「たつ」「生きる力」などの決められた課題を、高校生以上は自由な言葉をそれぞれ書き、奉納する。

 大会最終日の3日、境内に設けられた会場には、家族連れが続々と訪れた。

 初めて参加した長岡第八小3年の女児(8)は「お母さんが小学生の時に入賞した大会。どきどきしたけどバランスを考えて書けました」と両親に笑顔を見せた。

 作品は18~21日、境内で展示される。21日には「書道上達祈願祭」が営まれる。

© 株式会社京都新聞社