寒風で「うまみ凝縮」切り干し大根 きょう二十四節気「小寒」【大分県】

細切りにした大根を棚に広げる卯野農場の従業員=5日、竹田市菅生

 6日は二十四節気の一つ「小寒(しょうかん)」。「寒の入り」ともいわれ、寒さが本格化する頃とされる。

 竹田市菅生の卯野(うの)農場では5日、寒風の中で従業員ら5人が切り干し大根作りに精を出していた。機械で細切りにした大根を、長さ50メートル、幅1.5メートルの棚にむらがないよう広げた。

 3日ほど天日で干して仕上げ、市内の道の駅などに出荷する。

 代表の卯野英治さん(74)は「冷たい風にさらされるとうまみが凝縮する。おいしく食べてほしい」と話した。

 大分地方気象台によると県内は5日午前、放射冷却の影響により各地で最低気温が平年を0.3~4.6度下回った。6日は曇りの予報。雨が降る所もありそう。気温は平年より高くなる見込み。

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