教職員の不祥事撲滅へ 臨時校長会で「意識改革と体制整備」呼びかけ 栃木県教育委員会

 去年(2023年)、教職員の不祥事が相次いだことを受けて栃木県教育委員会は5日、臨時の校長会を開き再発防止を呼びかけました。

 去年、栃木県内の公立中学校と県立高校で教職員による女子生徒へのわいせつなどの不適切な行為が4件、相次いで明らかになりました。これを受けて県教育委員会は5日、県立学校を対象にした臨時校長会を開き、県立高校や特別支援学校の学校長など78人が出席しました。

 県教育員会の長裕之教育次長は「全ての教職員が自分ごとしてとらえて不祥事を絶対に起こさないことでしか失われた信頼回復の道はない」と述べました。

 そして今回、懲戒免職処分となった4件は20代の若手だったことを挙げて、プロ意識が欠けているとし「若手であれベテランであれ先生と呼ばれて教壇に立つ以上、プロとして自ら研鑽を積み高い指導力を身につける努力を重ねるのは当然だ」と述べました。

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