JR宇都宮駅は8万9千人 年末年始の利用、JR東が発表 コロナ前の水準上回る

JR宇都宮駅

 JR東日本大宮支社は5日、年末年始期間(2023年12月28日~24年1月4日)の新幹線や在来線の特急、主要駅の利用状況を発表した。宇都宮駅の利用者は前年度比21%増の8万9千人となり、新型コロナウイルス禍前の18年度の水準を6%上回った。コロナの5類移行が影響したとみている。

 同支社は、交通系ICカードや切符で同支社管内の駅の自動改札を通った延べ人数を計算した。管内全体では6%増の368万2千人となり、18年のコロナ禍前の水準に迫る利用者数だった。同支社は「コロナの5類移行に伴い、帰省する人らが増加したのではないか」と指摘する。

 東北新幹線(大宮-宇都宮駅間)は11%増の104万4千人。新宿と東武日光駅、鬼怒川温泉駅をそれぞれつなぐJR・東武直通特急(大宮-栗橋駅間)は4%増の1万4440人だった。

 一方、1日に発生した能登半島地震の影響で、1、2の両日は上越・北陸・東北新幹線の計134本が運休し、年始の管内全体の利用者数は減少した。

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