諫早こどもかるた大会 百人一首で20人が熱戦! 笑顔と悔しい表情が会場彩る 長崎

真剣な表情で札に向かう子どもたち=諫早市社会福祉会館

 子どもたちが伝統の遊びを通して日本文化に触れる「諫早こどもかるた(百人一首)大会」が5日、長崎県諫早市新道町の市社会福祉会館で開かれ、小学1年から中学2年生までの20人が小倉百人一首で熱戦を繰り広げた。
 古典の世界に親しんでもらい、日本の文化を次世代に継承しようと、諫早かるた同好会(福田冨美子会長)が開き、19回目。3試合の合計点を競う個人戦で、総得点の上位5人を表彰した。
 正座して対戦相手と向き合った子どもたちは、神経を研ぎ澄まして札を見詰めた。読み手の声に素早く反応する上級者もいれば、なかなか手が動かない子どもも。会場は笑顔と悔しい表情が交錯した。
 6歳の頃から定期的に楽しんでいるという小学4年生の那須英仁君(10)は「百人一首は昔の言葉の意味が分かって面白い。知っている札を早く取れた時は気持ちいい。練習して上達したい」と話した。

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