南北の兵士がK-POPで一緒にダンス 友好の印はK-POPダンスだった? 「宝くじの不時着」本編映像

韓国でスマッシュ・ヒットし、ベトナムでは韓国映画の歴代興収1位となった映画「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」(公開中)から、1等6億円の当たりくじの最初の拾い主である韓国の兵士チョヌ、第二の拾い主となった北朝鮮の兵士ヨンホを中心に、3人ずつで構成されたメンバーによる、くじの所有権を巡る行われた“南北会談”の様子を収めた本編映像が公開された。

共同警備区域ならぬ“JSA(共同給水区域)”で顔を突き合わせた兵士たちは、何としても当選くじを取り戻したい南と、自力でくじを換金できない北による対話の応酬合戦が繰り広げる。両陣営は激しい押し問答を繰り返し、一触即発の空気が流れるが、そこにふらりとやってきた韓国軍の補給官が、意外な仲裁案を提示する。それは、北が渡した当たりくじを、南が換金して持ってくるまでの一週間、互いの兵士ひとりを“人質”として交換するというものだった。たちまち話がまとまって緊張から解き放たれた6人は、酒とつまみを持ち寄って、6億円山分けの前祝いに興じる。

北朝鮮側の一人・チョルジンは、禁止されている韓国のウェブサイトを自由に閲覧できる権限を持っており、普段から韓国の文化・流行について、ネットサーフィンしていると発言。そんなチョルジンは、自身のスマホで音楽を流し、K-POPダンスを披露し始める。韓国で大ヒットを記録したBrave Girlsの「Rollin」のリズムに合わせて軽妙な踊りを見せるチョルジンだったが、冷徹な上官であるスンイルから怒号を受ける。重い空気が流れる中、上官は突如「また音楽を再生しろ」と要求。音楽が流れると、上官は笑顔で踊り出し、「みんなで一緒に踊ろう」と声をかける。

「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」は、韓国軍の兵士が手にした1等賞金6億円の宝くじが、韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮兵士のもとに渡ったことで起こる、「愛の不時着」ならぬ「宝くじの不時着」を描いたコメディ。作家、演出家、俳優として活躍する松尾スズキが、字幕監修を務めている。

【作品情報】
宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました
公開中
配給:ツイン
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