日天社(佐賀市)に絵馬お目見え 画家・服部大次郎さん、仮面ライダーなど描く

板絵を描いた服部大次郎さん(右)と自治会長の武藤良平さん=佐賀市の日天社

 佐賀市材木町の日天社に新たな絵馬がお目見えした。近くの画家服部大次郎さんが手がけた板絵を3枚貼ったもので、現代の風景や仮面ライダー、ウルトラマンなどを描いたユニークな作品。ゆくゆくは拝殿の天井画として活用する計画だ。

 同社は地区の氏神として親しまれ、自治会が管理している。天井が泥などの重みで垂れ下がってきたため、自治会長の武藤良平さんと服部さんらが昨年秋、天井の貼り替えを行った。43センチ四方の板絵を60枚貼ることができるという。

 「昔は相撲場がありイベントも多く、たくさんの子どもが集った」と武藤さん。少しでも多くの若い世代に訪れてもらおうと、新たな天井画を服部さんに依頼した。

 板絵3枚が完成したため早速絵馬に仕立てて掲げた。風神、雷神、千手観音をモチーフに、仮面ライダーや東京タワー、サグラダ・ファミリアなど現代のものと組み合わせた。

 服部さんは「どんどん思い浮かぶので、数年で描き終えるでは。楽しみにしてもらいたい」とにこやかに語った。(福本真理)

 

地元の氏神として親しまれている日天社=佐賀市材木町

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