鳥栖市の日本語学校「弘堂国際学園」の学生がこのほど、基山町の児童養護施設「洗心寮」を訪れ、昨年10月の学園祭で出身国の料理を振る舞った食バザーの益金で購入したプレゼントを贈った。
学生5人が洗心寮を訪れ、希望を聞いて準備したポータブルDVDプレーヤー2台とDVDソフト5枚を子どもたちに手渡した。DVDは各寮舎で利用でき、ソフトも人気のタイトルがそろっていて、子どもたちは「うれしいです」と笑顔を見せていた。
贈呈式の後は、子どもたち約30人と施設の餅つきに参加し、男子学生がきねを振るった。ミャンマー出身のイ・タンザー・リンさん(23)は「子どもたちにプレゼントを渡すことができて私もうれしい」と話していた。
同校は益金のうち2万円を「ガザやウクライナの子どもたちに役立てて」と県ユニセフ協会にも贈った。(樋渡光憲)