石川・輪島のスーパー再開 低価格で販売、被災者支え

 能登半島地震で道路が寸断されるなどして物資が不足する中、甚大な被害が生じた石川県輪島市で、スーパーマーケット「ワイプラザ輪島」が4日に営業を再開した。低価格に設定し、多くの被災者の生活インフラを支えている。福井市にある運営会社の営業企画部長橋本直文さん(52)は「災害発生後にいち早く店を再開させることが小売業の使命だ」と話した。

 同店は地震で設備の一部が故障したが、被害が小さかったイートインスペースを活用し営業を再開した。商品は在庫を陳列するほか、福井県から独自に調達して車で搬入。被災者の需要に応え、水や米、レトルトカレーなどの食料や、防寒用の衣類など生活に必要な物資をそろえる。

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