B-Maxが綾瀬市で車両展示セレモニーを開催。ルーキーの木村偉織「シーズン中盤までにSFを理解したい」

 1月6日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)に参戦しているB-Max Racing Team(チーム総代表 組田龍司)は、地域活性化で連携している神奈川県綾瀬市との共催で、2018年まで使用された車両であるSF14の展示に伴うオープニングセレモニーを開催した。

 綾瀬市役所にて1月6日から1月31日まで、SF車両や各種説明パネル、木村が使用している装備品、Spark製のモデルカー(SF全車両)などが展示される今回のイベント。初日となるこの日は、綾瀬市から古塩政由(こしおまさよし)市長、チームからは、所用で欠席となった組田総代表に代わって木村俊泰B-MAX ENGINEERING専務、本山哲監督、2024年シーズンからドライバーとなる木村偉織が出席し、早朝から集まった約100人のファンや市民を前に挨拶を行った。

 古塩市長は、「自動車関連企業の多くある、ものづくりのまちである綾瀬市として、チームとタッグを組んでお互いをPRしようという趣旨で連携しています。今年も観戦ツアーなどを行い、市民の皆さんと一緒にB-Max Racing Teamを応援したいと思っています。SF車両展示もその一環で、ぜひチームを身近に感じていただけたらと思います」と、市とチームの連携の意義を交えて挨拶を述べた。

 現場でチームの指揮を取る本山監督は、「市役所にSF車両を展示していただけることは稀であり、非常に有り難いことと感謝しています。私たちは2年前に優勝しましたが、昨年は歯車が噛み合わないシーズンとなりました」と2023年シーズンを振り返る。

「今シーズンは偉織選手がステップアップしますが、昨年末のテストを見て思ったよりいけるのではないかと感じています。まずはポイント獲得、そして表彰台も期待できると思いますので、応援よろしくお願いします」と、集まったファンへ2024年シーズンの抱負を伝えた。

 ルーキーとして新たにSFへステップアップする木村は、「昨年はB-MaxでSFライツのチャンピオンを獲得し、SFも同じB-Max Racing Teamから参戦することになりました」とコメント。

「モータースポーツは観戦のハードルが高いと感じていますが、綾瀬市の協力の元で、今回のようにSF車両の展示などを行っているチームで走れることは、すごくモチベーションになります。今シーズンは、中盤までにSFというレースを理解して、後半はしっかり表彰台を狙える手応えを感じることができるようにしたいと思います。応援よろしくお願います」と、来たるSFデビューシーズンへむけて意気込んだ。

 セレモニー後には、本山監督と木村によるサイン会、セレモニー出席者との撮影会などが行われ、新年初の交流イベントは盛況のうちに幕を閉じた。綾瀬市役所庁舎1階市民ホールのロビーにて行われる展示は、1月31日(水)まで行われる予定だ。

綾瀬市役所庁舎1階に展示されたB-Max Racing TeamのSF14
車両展示セレモニーで挨拶を述べる古塩政由市長
2024年シーズンへ向けた意気込みを語る木村偉織
綾瀬市役所庁舎1階で行われたオープニングセレモニー後、サイン会に臨んだ木村偉織と本山哲監督
木村偉織が使用している装備品
展示されるSpark製のモデルカー(SF全車両)
車両展示セレモニーに訪れたファンや市民の方々と記念撮影が行われた

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