群馬のGK清水慶記が38歳で現役引退、大宮、秋田でもプレー「更新の契約をもらえなければ引退しようと決めていました」

[写真:©︎J.LEAGUE]

ザスパクサツ群馬は6日、GK清水慶記(38)の現役引退を発表した。

清水は群馬県前橋市出身で、前橋商業高校から流通経済大学へと進学。2008年に大宮アルディージャに加入した。

当時は江角浩司、荒谷弘樹、北野貴之とGKの層が厚くプロ4年間は出番なし。2012年にリーグカップでデビューを果たす。

2013年にはプロ6年目にしてJ1初出場。大宮では合計9年在籍も16試合の出場に終わった。

2016年、2017年は群馬に期限付き移籍し、正守護神としてプレー。2018年はブラウブリッツ秋田に移籍すると、2020年に大宮から群馬に完全移籍する。

加入後2年間は正守護神だったが、出番が一気に減り、2023シーズンは公式戦の出番がなかった。

通算成績はJ1で10試合、J2で130試合、J3で18試合に出場。リーグカップで3試合、天皇杯で6試合の出場だった。

清水はクラブを通じてコメントしている。

「私、清水慶記は2023シーズンをもちまして現役を引退します。2020シーズンにザスパクサツ群馬に帰って来てから更新の契約をもらえなければ引退しようと決めていました。地元群馬で引退を迎えられることを本当に幸せに思います」

「群馬に生まれ、群馬で育て成長させてくれた前橋ジュニア・ジュニアユース、前橋商業。プロを目指す環境をくれた流通経済大学。指導者、仲間のおかげでプロになる事が出来ました。また大宮アルディージャ、ブラウブリッツ秋田、ザスパクサツ群馬で関わってくださったチームメイト、監督、スタッフ、ファン、サポーター、スポンサーの皆様、すべての方々に感謝いたします。サッカー選手としてだけではなく、人間としても大きく成長させていただきました。皆様との出会いは自分の財産です。本当にありがとうございました」

「そして何より家族には本当に感謝しています。子供の頃から自分のわがままでここまでサッカーを続けさせてくれて、何処にでも試合を観に来てくれた両親、サッカーを始めるきっかけをくれた兄、そしてどんなに苦しい時期もずっと側で見守ってくれた妻と、毎日パワーを送ってくれた娘、息子。家族のサポートがあったからここまで頑張れました。本当にありがとう」

「プロとして16年間、嬉しい時より苦しくて悔しい時の方が多かったですが、皆様に支えられ、とても幸せなサッカー人生でした!」

「これからは新たな挑戦に向かいます。ザスパのスクールに関わり、サッカー選手の育成を手伝いながら、自分自身のチョコレートブランドを立ち上げ、カインズ様をはじめとするパートナー企業の皆様やクラブにもサポートいただきながら、セカンドキャリアの道を歩んでいく所存です。また、スタジアムグルメの販売やキッチンカーなどのクラウドファンディングにも取り組み、新たな展開に挑戦して参ります」

「引退後も、クラブやパートナー企業、サポーターの皆様との絆を大切にし、ザスパの応援活動を続けていきます。皆様の温かいご支援を引き続きお願い申し上げます。これからも、サッカー界と地元群馬県の社会発展のために精進して参ります。心より、感謝と愛をこめて。ゲームパティシエ・清水慶記」

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