モスク、中国様式を義務化 中国・新疆、条例改正

昨年7月、ヤンハンモスクに掲げられた中国国旗=中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市(共同)

 【上海共同】中国新疆ウイグル自治区政府は6日までに、モスク(イスラム教礼拝所)など宗教施設を新設したり改修したりする場合、建物や装飾を中国様式にすることを義務付ける改正「宗教事務条例」を公表した。

 習近平指導部は「宗教の中国化」を推進。国内のイスラム教徒が外国の影響を受けることを警戒し、イスラム教徒のウイグル族に対する管理を強めている。

 改正条例は「(宗教施設の)建物や彫刻、絵画、装飾は中国の特色と風格を体現しなければならない」と明記した。公告は4日付で、2月1日からの施行。

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