将棋の第73期王将戦7番勝負第1局を控え、前夜祭が6日、栃木県大田原市本町1丁目の那須野が原ハーモニーホールで開かれた。藤井聡太(ふじいそうた)王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=と、挑戦者の菅井竜也(すがいたつや)八段(31)は集まった約500人の将棋ファンを前に、勝利への意気込みを語った。
王将戦は毎日、スポーツニッポン両新聞社と日本将棋連盟が主催。市と下野新聞社が後援。藤井王将は八冠となって初の県内タイトル戦となる。この王将戦で防衛すると、タイトル戦20連勝で歴代最多を更新する。
前夜祭で相馬憲一(そうまけんいち)市長は「第1局が本市で行われ、大変光栄。心から感謝する」とあいさつした。対局は7日午前9時に同市黒羽向町のホテル花月で始まり、8日まで行われる。