米国務長官、紛争の拡大阻止訴え レバノン交戦の激化に懸念

3日、無人機攻撃があったレバノンの首都ベイルートの建物近くで黒焦げになった車両(ゲッティ=共同)

 【イスタンブール共同】中東歴訪中のブリンケン米国務長官は6日、イスラエル軍とレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの交戦が激化していることに懸念を示し、紛争の拡大阻止に力を入れると強調した。訪問する中東各国に「影響力行使」を求める考えを示した。訪問先のギリシャ・クレタ島で記者団に語った。

 ブリンケン氏は6日、最初の訪問国トルコでエルドアン大統領と会談。パレスチナ自治区ガザ情勢や、スウェーデンのNATO加盟を協議した。ギリシャに移動し、ミツォタキス首相と会談した。

 ブリンケン氏は11日までの日程でカタールやイスラエル、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区などを訪れる。

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