ガザで飢饉迫ると国連が警鐘 病気も急増、人道的停戦訴え

パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、無料で配布される食料を求める市民ら=2023年12月28日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム、カイロ共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は3日、イスラエル軍が封鎖して攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザで飢饉が迫っているとX(旧ツイッター)で警鐘を鳴らした。住民多数が避難する南部ラファで病気が急増しているとし、緊急支援のため人道的停戦が必要だと訴えた。

 パレスチナ通信によると、ガザの南部や中部への3日の攻撃で民間人数十人が死亡した。昨年10月の戦闘開始後のガザ側死者は2万2千人以上。ガザへの食料や医薬品の搬入は滞っており、人道危機が広がっている。

© 一般社団法人共同通信社