トヨタ、8日から在庫部品で生産 仕入れ先が被災も計画通り

愛知県豊田市のトヨタ自動車堤工場の入り口に掲げられた同社のロゴマーク=2020年

 トヨタ自動車は7日、国内の完成車工場で従来の計画通り8日から新年の生産を開始すると発表した。能登半島地震で仕入れ先部品メーカーが被害を受けたが、被災地以外にある在庫部品を活用しながら生産する。15日以降の稼働については「関係の方々の安全や復旧を最優先に、状況を確認しながら別途判断する」とした。

 5日に報道陣の取材に応じたトヨタの佐藤恒治社長は、部品仕入れ先のアイシンや住友電気工業関連の拠点が被災したと説明。部品の在庫をみながら、今年の生産が開始できるかどうかを判断するとしていた。

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