[能登半島地震関連]新潟県の人的被害が47人に 新潟市は西区で断水が解消、住宅被害調査の申請は949件増え3109件に(1月7日)[音声ニュース付き]

 能登半島地震を受け、新潟県災害対策本部が1月7日午後1時時点でまとめた情報によると、新たに小千谷市で3人の軽傷者が確認された。これまでに確認された負傷者も含め、県内の人的被害は6日時点より3人増えて計47人となった。内訳は重傷者5人、軽傷者42人。

* [[能登半島地震]新潟県内の関連情報まとめページ・交通情報、生活情報など(1月7日)](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/340222)

 住宅被害は、新潟市によると、新潟市の被害調査申請ベースで1月6日時点より949件増え3109件。新潟市は6日に罹災(りさい)証明書交付に向けた住家の被害認定調査を始めたため、今後の調査を経て被害棟数を確定していくとしている。

 新潟によると、新潟市以外の市町村は柏崎市で初めて被害が判明するなどし、6日時点より45棟増え778棟となった。新潟市以外の新たな住宅被害の内訳は、柏崎市が29棟、燕市が14棟増の94棟、小千谷市が2棟増の7棟。

 避難所には、新潟市西区の2カ所に計11世帯23人(7日午後1時時点)が避難。上越市は降雪で不安がある市民向けに避難所2カ所を開設、1世帯2人(同午後6時時点)が避難した。

 糸魚川市は1月7日、住宅が傾く被害が出た糸魚川市京ケ峰1で地盤への影響を確認したとして、新たに2世帯3人に避難を要請した。避難要請は計10世帯19人となった。

 新潟市西区で続いていた断水は、1月7日午前にほぼ解消した。

 上越市茶屋ケ原の国道8号の土砂崩れについて国土交通省北陸地方整備局は1月7日、全体の4%となる625立方メートルの土砂を取り除いた。上部の危険な土砂の撤去は終えたが、通行止め解除のめどは立っていないとした。

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