忘れられない!キョーフのママ友 #3「怖い“クセ”」

子どもたちを介して知り合うママ友とは、楽しいお付き合いを続けていきたいもの。

生活の環境が違えば、考え方や価値観なども自分とは変わっていて当たり前ですが、それでも「え!?」と驚くようなことをするママ友もいますよね。

すでに疎遠になっていても今もつながりがあっても、忘れられない「キョーフのママ友」とはどんな女性なのか、ご紹介します。

「イヤだとかネガティブな感情はないのですが、ちょっと怖いなと思ったママ友は、人の家に来ると間取りというか部屋の様子を知りたがる癖があります。

妊娠して退職するまでは不動産会社で働いていたそうで、『人の家の作りがどうしても気になって』と言うのは聞いていました。

お子さんがうちの息子と同い年で仲が良く、保育園からずっと一緒なので人となりもわかっており、そのこだわり以外は特に気になるような振る舞いはなかったですね。

我が家は夫の祖母から受け継いだ平屋で、変わっているのは茶室と屋根裏部屋があること。

それを聞いたママ友は、『遊びに行っていい?』とすぐに食いついてきて、案内したことがあります。

当日、ママ友はわくわくした様子でうちのなかを見ていましたが、小さな茶室を見るといきなりメモ帳とペンを取り出し、スケッチを始めて。

『すごい、こんなお宅がまだ残っていたのね……』とつぶやく姿がおかしく、でもちょっと気になって『ほかの人の家では、絵に描いていいか一応は確認したほうがいいよ』と伝えました。

彼女はハッとした様子ですぐに謝ってくれましたが、後で聞いたら実際にほかのママ友の家でも同じことをして、嫌がられた経験があるそうです。

『ごめんなさい、こんな茶室を見たことがなくて』と肩を落としていましたが、熱中すると周りが見えなくなるのだろうなと思います。

今は別のお仕事に就いているけれど、その熱意を活かせる道があればいいななんて勝手に思っています」(36歳/公務員)

家の間取りは千差万別で、どんな作りかを知りたい気持ちはわかります。

身近なママ友のお宅に珍しい部屋があると知れば行きたくなるのは当然ですが、気をつけたいのは他人の家である以上はマナーを守った振る舞いをすることです。

いきなりスケッチを始められたら、人によっては気分を害することもありますよね。

癖は仕方ないけれど、自分の評価を落とさないやり方を考えたいもの。

(ハピママ*/ 弘田 香)

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