インドネシアの首都ジャカルタ特別州の都市高速鉄道(MRT)を運行するMRTジャカルタは5日、2023年通年のMRTの利用者が3,349万6,540人だったと明らかにした。前年から1.7倍に増加した。
1日当たりの平均利用者数は約9万1,000人だった。
月別で利用者が最多だったのは、11月の約310万人だった。
MRTの駅に向かうためにジャカルタ特別州営バス「トランスジャカルタ」や、配車サービスを利用した乗り継ぎ客の数は、通年利用者全体の約22%を占めた。
■マルチトリップカードの販売終了
MRTジャカルタは、1日にプリペイド式乗車カード「マルチトリップ」の販売を終了した。デジタル決済を進める取り組みの一環。
発行済みのマルチトリップカードは、10月末まで使用できる。トップアップ(入金、チャージ)済みの残金は、各駅の窓口で返金している。